きいてほしいはなし

突然だがわたしは風俗嬢をしていた

なぜなのか

ご存知のとおりボンボンである

死ぬほどはお金に困ったことはない

しかし風俗をしてわかったことはどうしてもお金がいる子だけが風俗嬢になるしかないというわけではないということである

わたしは愛情に飢えていた

とにかく誰かから必要とされたくて比喩でなく死にそうだった

しかしはじめから風俗で働こうと思っていたわけではない

とりあえずお金がないので日払いのバイトをしようと思っていたところ、グノシーで添い寝のバイトを見つけたわけである

え、おっさんと寝るだけでお金もらえんの?すごくね?と応募したところ面接であーそれ嘘なんだよねお金欲しい子探してて!と言われた

そんな手を使っているのか。びっくりぽんや。

だがしかし村上龍のエロい話が好きなわたしは風俗嬢をしている女に昔から興味があったのでやってみようと思った

そして晴れて(晴れてない)風俗嬢になったわたしは割と売れた

ほとんど出勤しないしかわいい格好も演技もしない割に本指名をしてくれるお客さんが10人弱ついたし、おもしろい話を聞かせてくれる人が多くてとても楽しかった

そして何よりも可愛いねよりもじあたまがいいね、とか話が面白いからまた来たよと言われることが多くて本当に嬉しかった

人として認められている感じがしたし何度も来てくれる人がいるというのは必要とされている感じがした

わたしは生きていてもいいんだなと思った、おっさんお兄さんありがとう

だがしかし一つ問題がある

プライベートのセックスを楽しめなくなってきたのである

これは非常につまらない

脳内基本的に90%はエロいことしか考えていない女なのでエロいことをしているのに退屈なのは本当に苦痛だと思った

つまらないのは嫌い

そういうわけで1ヶ月くらいに渡るわたしの風俗嬢生活は終わる

ちゃんと生きてプライベートなわたしを必要としてくれる人を探そうと思っている

 

これをヒトシに知らせたのが最後の親不孝である

これからは親孝行をしようと思っている