青梅を食べて死のうと思ったはなし

青梅を食べて死のうと思ったことがある。本当のはなしである。(ちなみに青梅を食べてもほとんど死なない)

小学3年生のときだったと思う
いつも通り母親に私が帰って来る前に家からいなくなっておいてね、と言われ行くところもないしもう死のうと思った。
彼女は梅酒を作るのが趣味だったのでちょうど家には青梅がゴロゴロ転がっていたのである。
青酸カリが少し含まれているというのを知っていたわたしは食べるだけで死ねるならいいじゃんと齧った

まあ結果から言えばこうしてわたしはこんなクソブログを書いているわけだし死ねなかった
一瞬で死ぬと思っていたのに全然死ねなかった瞬間、後悔がこれでもかとおそってきた
こんなくだらないことで死ぬのはいやだ母親のために死ぬのはいやだ
懸命に青梅のかけらを吐き出そうと指をつっこみながら鏡で見たよだれと鼻水と涙がぐちゃぐちゃになった顔はおそろしくブサイクだった
ヒーヒー言いながら転がった床でこんな顔で死ぬわけにはいかないと思った

それからも母親に出て行けと言われ続け何度も死にたいと思ったが、あのときの顔を思い出すとどうしても死のうとは思えなくなった
死ぬというのはあれの何倍も怖い思いをしてあんな自分史上最高にブサイクな顔を人様に晒さなければいけないのだということなのだ。おそろしい。


そういうわけで高校中退だし発達障害だし婚約破棄をして帰る家もない今だけど今日も図太く生きている
最近はもっと生き延びたいとおもう

おわり

 

(消したけど復活させた)